便利屋日記 植木剪定

琵琶(ビワ)の木の剪定と思いやり

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琵琶の木の剪定に行きました。

といっても仕事ではありません。

いつものおばあちゃん。

「カラスが食べちゃう前にとりにきて。。。」

 

自分はいいからみんなに分けてあげてというおばあちゃん

 

そう、このおばあちゃんは毎年、ビワの実がなると電話をくれます。

今年もまた行ってきました。。。

琵琶の木はどんどん伸びるから、結構大胆に切っていきます。

実がなっている枝はどしんと重さがあります。

 

おばあちゃんは下から、「気をつけて 気をつけて」と気を揉んでくれます。

ありがたい ありがたいと繰り返していました。

このおばあちゃんはいつもそうなんです。

悪い言葉を使うのを、私は聞いたことがありません。

「カラスがくると近所に申し訳ないから」

「せっかくなった実がもったいないから」

「私はいいから、みんなで食べなさい」

私は、ほんわりした、温かい、やさしい気持ちになり、琵琶の木を伐りました。

 

来年のため、枝分かれしているところの、実がなっていない部分を残します。

ぴょんと伸びたやつは、頃合いの高さで切りそろえます。

 

 

 

 

琵琶の木の剪定

 

琵琶の木の剪定時期

 

琵琶の木の剪定時期は、実がついているときに間引く感じで切れば、今年の実を採れますし、いいと思います。

琵琶の実は3月頃にぽちぽちつき始め、5月から8月くらいまで収穫できます。

が、ライバルがいます。

カラスです^^。

上からじっと、おいしくなるのを待っています。

カラスのことを念頭に置きつつ、5月から7月くらいまで収穫と間引きをすればいいのではないでしょうか。

剪定自体は、3月くらいからできますが。。。

 

ほんとはちょっと切りすぎなんですが、おばあちゃんが隣に迷惑をかけたくないというので、ほっそりスレンダーにカット。

 

琵琶の木の剪定方法

上から切っていきます。

大きく伸びてしまった枝を枝分かれしているところで1本か2本残して切ります。

太くなった枝はだいたい3年以上経過している場合が多いので、ますます伸びますのでばさっとやっちゃいます(さらに伸ばそうとする場合は残します)。

琵琶は1年に3回芽をだすほど、元気です。

 

琵琶の木を大きく伸ばすのか、横に広げていくかで、選定の方法が変わります。

お庭などの場合、あまり大きく広がっても困るので、ある程度上に伸ばします。

上に伸びようとしている枝を残し、横に広がろうとする枝を落とします。

かといって、収穫できないほど高くなっても困りますので4mから8mくらいまでで、そのお宅の事情と相談しながら。

広い場所の場合、横に広げて大きくするのがいいですね。

その場合、まっすぐに上に伸びている枝を切り、高さを揃え、横に伸びようとしている枝を残します。

 

そして適度に混みあわないように、中を間引きます。

それは、だいたい、少し向こうの空が見える程度、でいいと思います。

いずれにしろ、全体のバランスと、収穫のことを頭に置いて切っていきます。。。

 

 

まるでわらしべ長者

 

相変わらず写真が下手で見づらいですが、切った枝。

まだ小さいですが、写真ではわかりづらいけどたわわについています。

 

 

 

もっと袋に満タンに収穫できたんです。

みんなに配って、それでもこれだけ残りました。

これは私の分。。。

 

 

みんなに配ってあげてと言われたそのままに、いつものおばあちゃんのところにポンコツを走らせました。

膝が痛くて、しかもスーパーもコンビニも遠いおばあちゃんは、しわくちゃの顔をくしゃくしゃにして喜んでくれました。

「私のこと気にかけて、もってきてくれたんか」

あがれあがれと、お茶をごちそうになり饅頭を食べました。

おばあちゃんは旦那さんの仏壇に琵琶をお供えしました。

15年くらいのおつきあい。

旦那さんが元気なころから知っています。

顔のしわはますます増えてきたけれど、腰もどんどん曲がってきたけれど、まだまだ元気で、どっこい生きていました。

ありがとうありがとうと、帰りにお煎餅を持たせてくれました。

 

そういえばと、腰が痛くてあまり外にでられないお客さんを思いだし、向かいました。

「わあ うれしい うれしい」

また、あがりんさいといわれお茶とスイカをごちそうになりました。

いただいた煎餅をおすそ分けすると、おばあちゃんはお茶につけてふにゃふにゃにして食べていました。

うれしい うれしい と私の手の甲をさすりながら、うっすら涙さえ浮かべていました。

胸の下がじわんと熱くなりました。

スイカのお土産までもらって、いいというのに、無理に外まで送りに出てくれて、小さな体で杖を片手に手を振ってくれました。

曲がるとき、ちらとバックミラーを見るとまだ手を振っていてくれていました。

 

まだ琵琶があります。

ようしと、耳の遠いおばあちゃんの顔を思いだし向かいます。

チャイムを押しても聞こえないから裏の門から勝手に庭に入ります。

いつものことです。

ドアをだんだん叩くと出てきて、話してもあれだから琵琶を差しだしました。

両手を小さく上げてばんざいのようにしたのが、かわいらしくて、そしてなんだかうれしくて。。。

おいでおいでと手招きされ、今度は団子をいただきました。

口を大きく開けて、大きな声ではっきり発音すれば、半分くらいは会話が成立します。

そうかそうか。

忙しいのか?

元気なのか?

体に気をつけなさい。

ちぐはぐになりつつも、それでもこの人の思いやりや温かさは伝わります。

帰りに、おばあちゃん自慢の糠漬けを持たせてくれました。

 

いろんなものを食って腹はぱんぱんだったけど、胸はじんわり温かくなれました。

思いやりと思いやりが連鎖して、優しさが伝わり、そして共鳴し大きくなったような気がしました。

私のお客さんはステキです。

ポンコツはうなりをあげて、6月の茅ヶ崎の風を追い越しました。

 

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